今後の方針

さて、これまでから慶長度江戸城天守は層塔型であると私は考えています。かといって即、「『中井家指図』は慶長度江戸城天守のもの」と断言は出来かねる点があります。宮上茂隆氏が元和度とする津軽家の『江戸御殿守絵図』はその来歴が不明なので、即座に断言できない点があります。
そこで今後は元和度天守の建設に中井家がどの程度、関わっているかを考察すべきと考えました。もし中井家が元和度江戸城天守に関わっていないのなら、『中井家指図』は慶長度となる可能性が高くなるからです。
今後はその点について調べていこうと思いますので、来週まで更新は控えさせていただきます。あしからず。